食生活と薬膳
 食生活

 誰もが望む生活です。
 そのために習慣にすると良い食生活のヒントをご紹介いたしましょう。

1.食事は腹8分目で毎日3食食べる

2.1日1回はお味噌汁がお勧めです。具は、腎によいわかめなど海藻類がおすすめです。また、肺と腎に良く、免疫力を高めるきのこ類(きのこ類ならなんでも)を毎日きざんで、少量でもいいのでいれる。コマツナ・ほうれんそう・にんじん・たまねぎなどの野菜は食物繊維が豊富で、毒出しにもなるので、具だくさんにして食べる。

3.現代人は夕食にたっぷりの食事をとりがちですが、理想を言えば、朝は胃にやさしい量、昼はしっかり、夕は7時以降の食事はごく軽めが身体にとって理想です。特に10時以降の食事は食べたものの脂肪化が促進するので要注意です。

4.朝起きたら、熱めのお湯を300ccくらい、ゆっくりのむことをおすすめします。睡眠中の脱水した水分の補給になり、血の濃すぎることによる病気を防ぎます。ただ日中、体に必要とやたらに水分を摂り過ぎる人がいますが、胃で十分さばききれなくて漢方でいう胃内停水(いないていすい)を起こしている人もよくみかけます。とりすぎにも要注意です。

5.りんごは大変体にいいです。りんごは腸の面倒も見てくれ、便秘にも下痢にも良く食物繊維も豊富なのでお勧めです。

6.大豆及び大豆製品の豆腐、納豆などの良さは言われて久しいですが、余分なコレステロールを体外に出してくれる優れた食物です。積極的に取りましょう。

7.ごまは、抗酸化力の優れた成分を含んでおり、ビタミンEも豊富。加齢対策に積極的に取ることをおすすめします。

8.真夜中の12〜3時は免疫ホルモンが一番活動するとき。できれば11時頃には床に入りましょう。しかし、腹一杯では十分に働いてくれないといいます。夜食は控えるか、ごく少量に抑えましょう。

9.揚げ物は衣のとりすぎに注意しましょう。

10.現代人は多くの美味しい食物に囲まれて生活しています。身体にとって必ずしも良くなくても幸せな気持ちにさせてくれるケーキなども食べなければ良いというのは酷な話です。食べてもそのカロリーを落としてくれる生活を同時にすることが今の私達に求められていることです、賢く生活してまいりましょう。

 
 薬膳

1.気虚タイプ 
胃腸系が弱くエネルギーを作る胃の力が弱いので、全体的にエネルギー不足で免疫力も低下しがち、風邪もひきやすいタイプです。気血水、全体の元になる気が不足するので、冷え性の人も多いです。脂っこいもの、刺激の強いものを避け、生野菜、冷たいものを減らし、体を温める食事がお勧めです。

2.血虚タイプ 
婦人科系疾患もこのタイプが多いです。
息切れ、動悸、疲れやすいなどの症状も起こりやすいです。

3.陰虚タイプ
水の廻りが悪く、潤いが足りなく、かさかさしがちで、冷やしてくれる水が足りないために、熱が生じやすくのぼせやすくなるタイプです。加齢により精の力が衰えると、この傾向になりやすくなります。

4.気滞タイプ
気のめぐりが悪いタイプです。精神的にいらいらが続く又は考え事が多いことから起こりやすい状態で、気持ちは更にイライラ、または不安定で落ち込む場合もあります。

5.血タイプ
血の巡りが悪く、体の隅々まで栄養が届かないために、血の汚れ、うっ血が頭痛、肩こりや、シミ、そばかすや関節痛、生理疾患、ひどくなれば心臓系、肝臓系の病気を起こしたりします。

6.痰湿タイプ
私達は、風邪などの時の痰を見ることがありますが、このようなトロトロした水分が身体の中で消化されずにあるタイプです。身体はやや肥満気味の人が多く、食事のとりすぎ、甘いもののとりすぎ、水の飲み過ぎなどが原因で、むくみやすい、又は、体の何処かの水分の滞りで、めまいその他の不調を訴えます。このタイプには冷えているタイプと熱がこもっているタイプにわかれます。

  TEL:03-3843-8585 営業時間10:00〜19:00 年中無休(12/31〜1/3 を除く) 上野駅浅草口より徒歩1分

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